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第8回「不随意運動」

自分の意思に関係なくひとりでに体が動いてしまう現象を「不随意運動」と呼びます。自分の意志で行う「随意運動」と対比されます。原則として緊張や感情の高まりで増強し、睡眠中には止まります。運動をコントロールする神経経路の本幹を「錐体路」と呼びますが、それを補完する神経経路の代表として「錐体外路」があります。不随意運動はこの錐体外路の異常で起こるのが原則です。脳の病気である、脳梗塞や脳出血の後遺症、パーキ...

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第7回「バビンスキー徴候」

「神経」は大きく、「中枢神経」と「末梢神経」に分かれます。神経組織は私たちの体、精神をコントロールしますのでよくコンピューターに例えられます。そこでは「中枢神経」はコンピューター本体、「末梢神経」は情報を伝えるケーブル(コード)に相当します。「中枢神経」は大脳、小脳、脳幹(中脳、橋、延髄)から成り、「末梢神経」は、中枢神経からの情報を末梢に伝える「運動神経」などの遠心性線維と、末梢の情報を中枢に伝...

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第6回「脳脊髄液」

頭蓋骨の内側に脳がありますが、脳は外側から順に、硬膜、くも膜という2層の膜に囲まれています。更に、脳の表面には軟膜という名の薄い膜が張り付いていますので、脳組織の外側には外側から順に、硬膜、くも膜、軟膜という3層の膜があることになります。そして、くも膜と軟膜の間の空間(「くも膜下腔」と呼びます)には液体(「脳脊髄液」、略して「髄液」と呼びます)が存在するため、脳は脳脊髄液のなかに浮いていることになり...

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第5回「中枢神経と末梢神経」

「神経」は大きく、「中枢神経」と「末梢神経」に分かれます。神経組織は私たちの体、精神をコントロールしますのでコンピューターに例えられますが、「中枢神経」はコンピューター本体、「末梢神経」は情報を伝えるケーブル(コード)に相当します。「中枢神経」は大脳、小脳、脳幹(中脳、橋、延髄)から成り、「末梢神経」は、中枢神経からの情報を末梢に伝える「運動神経」などの遠心性線維と、末梢の情報を中枢に伝える「感覚...

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第4回「脳の中のこびと」

大脳外観(大脳を左側面から見た像)上前  後下脳はその部位ごとに役割の分担があります。脳は、外見的に、左右対称的な専門的に言うと次の図のようになっています。これは、場所ごとに役割があることを示すためのものですので覚える必要はありません。特に、われわれに身近な機能である感覚機能や運動機能では、脳のどの部位が体のどこに対応するかが良くわかっています。感覚機能でいえば、上図の横線赤の「一次体性感覚野」で...

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